このまま浮上できるか。DeNAは20日、ヤクルト戦(横浜)で3―1と快勝し、今季3度目の3連勝を飾った。借金を4に減らし、4位・中日との差も1ゲームとした。

 先発マウンドに立った大貫は5回を73球、4安打1失点で今季2勝目。初回に四球と単打を与え、やや不安定な立ち上がりとなったものの捕手・嶺井の二盗阻止にも助けられ、無失点でしのいだ。3点リードの3回に塩見の適時打で1点を返されるも最少失点でクリア。5回からバトンを引き継いだリリーフ陣も2点差を守り切った。

 打線は初回にソト、牧の連続適時打が飛び出すなど3点を先取。3、4番コンビの〝先制連打〟が大きくモノを言う形で最後まで試合を優位に進めた。

 試合後の三浦大輔監督(48)は初回の攻撃を振り返り「まずは先制というところで、いい形で先制できた」と満足気にコメント。大貫の投球内容について質問が及ぶと初めこそ「大貫は今日は悪かったです」と口にしながらも、その後は「悪かったですが、良かったです。調子が悪かったが、最少失点で踏ん張った。悪いなりに何とか踏ん張ったので、あの(5)回で変えました」とフォローするように前向きな言葉で評していた。