広島・栗林出せず逆転サヨナラ負け…9回に打席入った先発・遠藤が「全力疾走」した理由

2022年05月18日 05時15分

9回無死満塁で無念の降板となった広島・遠藤(東スポWeb)
9回無死満塁で無念の降板となった広島・遠藤(東スポWeb)

 コイの若き右腕が涙を飲んだ。広島・遠藤淳志投手(23)が17日の巨人戦(宇都宮)で先発登板。無失点投球を続けていたものの2点リードの9回無死満塁で降板し、代わったターリーが同点打、サヨナラ打を浴びて今季3敗目を喫した。

 立ち上がりからテンポのいい投球で巨人打線を翻弄。8回まで三塁を踏ませない快投でスコアボードに「0」を並べ、2―0の9回一死満塁で迎えた好機でも代打を送られず打席へ向かった。しかし、結果は全力疾走を見せながらも遊ゴロ併殺打。9回裏の登板への影響も顧みず必死の猛ダッシュを試みた右腕は「打席に立てば9人目の野手なので、全力で走らないといけない。2点差だったのでセーフになって1番からつながってくれれば」。佐々岡監督は「あれだけの投球を見せてくれたので(リリーフに)任せるつもりはなかった」と振り返った。

 ただ、この日は守護神・栗林が「コンディション不良」のためスタンバイできず、ブルペンは苦しいやり繰りを強いられていた。指揮官は補足するように「今日は栗林に投げられない理由があったから、9回も遠藤に任せたということです」ともコメント。9回途中まで120球の力投は結果こそ伴わなかったが、フォア・ザ・チームの精神を貫いた遠藤の姿勢は今後に必ず生きるはずだ。

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