ロッテのブランドン・レアード内野手(34)がチームにとって因縁の深い白井一行球審(44)から退場宣告を受けた。

 15日のオリックス戦、0―0で迎えた2回先頭での第1打席だった。オリックス先発・宮城に対し2球で2ストライクと追い込まれたレアードはその3球目、初球と同じような内角に食い込んでくるストレートを見送った。

 レアードの狙いを完全に外したバッテリーの配球にレアードはこれを見送り、球審の白井審判員は「ストライク」を宣告。これにレアードが不満そうな態度を示した上で、ひと言、ふた言判定に対するクレームを口にしたことで白井球審はためらうことなく「退場」を宣告した。 

 同球審はロッテにとっては因縁の審判員。白井審判員が球審を務めたの4月24日の同戦ではストライク、ボールの判定を巡って佐々木朗希投手(20)に詰め寄った対応が大きな議論を呼ぶ騒動にも発展した。

 しかし、この日の退場を巡っては回の終了後に、確認を求めた井口監督と両者が笑顔で会話を交わす場面も見られ両者納得のジャッジとなった。