中日・福留孝介外野手(45)が開幕から23打席連続ノーヒットと、不振にあえいでいる。

 14日の巨人戦(東京ドーム)では2点を追う9回無死一、二塁の好機で三ツ俣の代打で登場。6番手・デラロサの4球目、外角高めの153キロ直球を叩くと、鋭い当たりが中堅へ飛んだが、打球は丸のグラブに収まった。二走の溝脇は三塁へのタッチアップに成功したが、中飛に倒れた福留は悔しそうな表情をしながらベンチに戻った。

 その後、デラロサのボークで1点を奪ったが、結局、チームは6―7で惜敗。開幕からいまだ無安打が続く福留について立浪監督は「三ツ俣で送るという選択肢もあったが、一気に勝負をかけたかったんで。結果はセンターフライでしたけど。ちょっと前へ飛ぶようになってきたので、これからも期待したい」と球界最年長への信頼は揺らぐ様子はない。

 この日、福留は打席で追い込まれると、すり足気味にタイミングを変更。指揮官は「練習からそういうことも、いろいろ取り組んでやっている。なかなかまだヒットが出ていなくて、打つことは難しいが、ああやってそこそこの捉え方になってきたので次からまた期待したい」と語った。