オリックスの貧打が重症だ。14日のロッテ戦(京セラ)は初回に福田、宗の連打で1点を先制するも、その後は無安打のゼロ行進。プロ初先発の佐藤奨真に抑えられ、エース山本は1点もやれない状況で8回まで5安打無失点と力投した。

 何とか1―0で〝スミ1〟勝利したが、中嶋監督は「苦しいゲームにしてしまった。幸先よく、いい攻撃ができたと思ったんですけど…。やっていくしかない。調子いい悪い関係なく、どうやってつないでいくかという意識を持たせて。明日に向けて? なんて言ったらいいかよく分からない。頑張ります」と言葉を詰まらせた。

 コロナで離脱していたラオウ杉本が4番で復帰も起爆剤にならず、これで32試合連続で4得点以下。チーム打率2割4厘、本塁打数12、得点数93はいずれも12球団ワーストで、投手陣に負担をかける試合ばかりとなっている。