不振にあえいでいた中日のダヤン・ビシエド内野手(33)が19試合ぶりとなる待望の一発を放った。

 13日の巨人戦(東京ドーム)に「6番・一塁」で先発出場。1点ビハインドの6回二死走者なしで相手先発・戸郷のど真ん中の132キロフォークをフルスイングすると、打球は左翼席上段へ突き刺さる同点3号ソロとなった。スタンドインを確信して悠々とダイヤモンドを1周し「完璧に捉えることができた。良いスイングだったよ」と自画自賛した。

 実に4月19日のヤクルト戦(バンテリン)以来、76打席ぶりの本塁打。開幕から不動の4番を務めてきたが、不振で11日のヤクルト戦(神宮)で今季初めて6番に降格し、この日も2度目の6番に入り、主砲が意地を見せた格好だ。