【デスクと記者のナイショ話】

 デスク 中日は12日のヤクルト戦(神宮)に1―3で敗れ4位転落。大島、石川昂、木下、鵜飼ら主力が戦線離脱中ということもあってなかなか点が取れないな。

 中日担当記者 こんなときだからこそビシエドのバットに期待がかかるんですが…。この日は3番に入って第1打席でヒットを放ちましたが、5回二死二塁の場面では初球を打ち上げて中飛。相変わらずチャンスで結果が出ません。立浪監督も「もう少しボールを呼び込めるように。根気よくやっていくしかない」と主砲の復調をじっと待ってます。

 デスク 得点圏打率1割台では4番を外されるのも無理ないな。

 記者 打撃成績はなかなか上がらないビシエドなんですが、球団が支払う金額はどんどん上がってるみたいです。

 デスク どういうこと?

 記者 ビシエドの契約は3年総額1000万ドルと見られてますが、歴史的な円安ですからね。契約を結んだころは1ドル=113円前後だったのが今は130円近くになってます。ビシエドのサラリーは毎月、ドルで支払われてますから為替予約などのリスクヘッジがかかってなければ日本円に換算した支払い額はかなり増えていることになる。球団も大変ですよ。1ドル=113円なら1000万ドルは11億3000万円ですが、1ドル=130円だと13億円になりますからね。

 デスク 円安がさらに進む可能性もあるしな。

 記者 ちなみに中日の日本人選手の過去最高年俸額は連覇を達成した翌年(2012年)の岩瀬で4億5000万円なんですが、このまま円安が進行して1ドル=135円になったらビシエドの1年あたりの給料も同じくらいになる計算です。

 デスク 早く給料に見合う活躍を見せてくれないと困るな。

=金額は推定=