巨人の原辰徳監督(63)が連敗ストップにも一切、油断はなかった。12日のDeNA戦(横浜)で巨人は4―1で逆転勝ち。復帰戦の菅野が6回1失点で4勝目をマークし、連敗を5で止め3位に浮上した。

 復帰した右腕に指揮官は「今日は真っすぐも多く使って、だいぶ良かったと思いますね」と合格点を出すと「(4回の)ノーアウト二塁、三塁、あれを0点に抑えたというのが大きかったと思います」と目を見開いた。

 3番、4番の連続弾で逆転に成功。「効果的な3番、4番に(一発が出た)ね。ポランコらしい、久しぶりにいい打球が出ましたね」と1試合3安打の助っ人にうなずくと4番・岡本和には「まあ、2試合に1回ぐらい打ってほしいね(笑い)」と笑顔で本塁打量産を期待した。

 菅野は戻ってきたものの主力の坂本、吉川の不在は続く。「いやいや、まだ続くよ。『我慢は続くよ、どこまでも!』。それで戦うんだから」と指揮官は前を向いた。