中日は11日のヤクルト戦(神宮)に2―0で2試合連続完封勝利を飾って3位に浮上。貯金を今季最多タイの「3」とした。先発岡野が5回までノーヒットノーラン投球で今季初勝利をマークすれば、6回以降も山本、祖父江、清水、R・マルティネスのリリーフ陣が無失点でつないだ。

 以下は立浪和義監督(52)との主な一問一答。

 ――投手陣が踏ん張り2試合連続無失点

 立浪監督 こんなこともあるんだなと。今日は岡野がノーヒットやったからね、(6回に代打を送り)あそこで代えたのは非常に申し訳ないような。絶好機以外、初めは代えない予定だったが、ああいうチャンスが来てしまったので。二死三塁で投手を立たせて、それも一つの流れなのかもなと…。結果的にリリーフが踏ん張ってくれて救ってもらった。でも今日は5回までに先発投手のために何とか点を取らないと、という反省点はあるので。なかなかチャンスで1本とよく言われるが、毎度一緒ですね。

 ――岡野の投球は

 立浪監督 今日はクリーンアップに対してもストライク先行できたし、確かに山田、村上、オスナと怖いと思うが、3割打っているわけじゃないし、ミスもあるわけだから。一番いけないのはカウントを悪くして取りにいったボールを打たれること。本人もそれは意識して。ソロホームランならオッケーぐらいの気持ちで攻めていけとは言ったが、いい意味で開き直っていったのは本人のいい結果につながった。これは自信にしてもらいたい。

 ――6回から山本を投入

 立浪監督 今日はジャリエル(ロドリゲス)は休ませた。力のある遜色のない投手が後ろにいますから、1年間は長いので、うまく使っていかないといけない。

 ――6回に代打を送れるのはリリーフ陣がしっかりしている

 立浪監督 そうですね。よそではなかなかあそこではノーヒットの投手を代えるというのは…あそこで逆転されたら采配ミスになってしまう。すべて結果ですから。ただ、我々は結果がうまくいく手段を探してやっていくしかないんで。これからもそれは続けていきたい。

 ――2試合連続スタメンマスクの石橋が奮起

 立浪監督 リード面でもワンバウンドでもですね。最後いいところでも打ってくれたんですけど、その前に何とかね。あまり全部が全部を期待してはいけないが、あまりにも点が入らず、チャンスが少ないので期待はしてしまいます。

 ――ビシエドには試合前にどういう言葉を

 立浪監督 今の状態だと6番でいってくれと。調子が上がれば、戻すからと。今、やろうとしていることを、試合の中でもっと思い切ってやろうと。練習ではできてネクストサークルまではいい感じでやっているが、打席に立つとあまり変わらない。こっちも根気よく言っていかないといけない。今日は二塁打があったが安打の内容もある。この感じだと打ててくるなとか、まだちょっとそこまではいっていない。もうちょっとボールを呼び込めるように。

 ――福留はスタメン起用も今季まだ安打出ず

 立浪監督 この先も代打でいいところで頑張ってもらわないといけないので。この2試合のうちどっちかで先発で出して、安打が1本出て変わってくれればと思った。安打は出なかったが、打席に立ったことで良しとしないといけない。

 ――神宮で2試合続けて守り勝つプレーができたことは大きい

 立浪監督 守り勝つというか、いいプレーもありますし、ヤクルト打線がちょっと今、調子が悪いのもある。いずれにしてもクリーンアップの前にランナーを出さない。ホームランを打つ打者ですから、ある程度は打たれることはあるが、ソロホームランに収まるぐらいの開き直り、割り切りも必要かなと思う。