DeNAの2020年ドラフト1位右腕・入江大生投手(23)が5日、中日戦(横浜)でプロ初勝利を飾った。4番手で7回からマウンドに立ち、2イニングを1安打無失点4奪三振。見事な快投を見せ、10―2と快勝したチームに貢献した。

 この日は7回先頭の郡司に内野安打を許したものの、続くビシエド、阿部、石川は圧巻の3者連続三振。続投した8回も三者凡退とし、6点をリードした場面だったとはいえ妥協なき投球で相手をねじ伏せた。

 試合後は三浦監督と並び、ウイニングボールを手に満面の笑み。本拠地・横浜スタジアムでプロ初のお立ち台にも立った。先制の7号3ランを放った同期入団の牧とともに壇上へ上がり、初勝利の感想を問われると「本当にここに立って、いろいろなファンの人の顔が見れて本当に嬉しいです。最高です」と喜びを爆発させた。

 そしてプロ入団の際に「2000個ある」と豪語しながらも初勝利まで温存していた一発ギャグを、ようやく解禁。牧から「去年やるやると言って全然やっていなかったので、やってもらいましょう」と振られた後に「一発ギャグというか、地元の大スターのモノマネをします。初勝利、本当に遅くなってしまって、ごめんねごめんね~」と絶叫しながらポーズを決めた。地元が同じ栃木出身のお笑い芸人・U字工事のギャグのモノマネを披露し、スタンドを笑わせていた。