巨人・原辰徳監督(63)が、死球を受け途中交代となった吉川尚輝内野手(27)を心配した。

 4日の広島戦(マツダ)8回二死三塁で吉川が背中上部、左肩甲骨付近に死球を受けた。吉川は自力で立てず担架でベンチ裏に引き上げた。

 試合後、原監督は「かなり痛がっていたのでね。本人は病院に行っているようですね」と表情を曇らせると、「引っ込んでから何か歩けるようになってきたと。心配ではあるけれどね」と軽傷を祈っていた。

 ここまで「1番・二塁」としてチームを攻守で引っ張ってきた吉川はこの日も2安打をマーク。打率3割4分1厘と好調だった。チームに欠かせないリードオフマンだけに指揮官も気が気でない様子だった。