阪神は4日のヤクルト戦(甲子園)に0―3で敗戦。前日3日のカード第1戦に続き2戦連続での完封負けとなった。先発の秋山が6回途中を5安打3失点(自責は2)と粘投したが、味方打線の援護に恵まれず3敗目を喫した。阪神のシャットアウト負けは早くも今季8度目。

 連勝が止まった直後だからこそ、大事にしたかったこの日の一戦。だが虎打線は相手先発の42歳左腕・石川を打ち崩すことができず、スコアボードにゼロを刻み続けた。

 序盤の〝拙攻〟が全てだった。初回から3回まで先頭打者が安打で出塁し、3イニング連続で得点圏まで塁を進めながら、勝負どころでの「あと一本」がまたも出ぬまま。チーム全体で阪神と同数の6安打ながら、敵失にも付け込み効率よく3得点を挙げたヤクルト打線とは対照的だった。

 当然ながら試合後の矢野監督も浮かぬ顔。「(石川は)そんなにコースいっぱいに決まるボールばかりではなかったんだけどね。しっかりと(甘い球を)仕留めることができなかった」とつながりを欠いた打線をボヤくしかなかった。