広島・玉村昇悟投手(21)が1日の中日戦(バンテリン)に先発し、自己最短となる3イニングで早々と降板を命じられた。

 立ち上がりから制球に苦しんだ。初回に2安打を許して一死一、二塁のピンチを招いたが、ビシエドを左飛、阿部を見逃し三振で切り抜けた。

 しかし、3回に一死から岡林、石川昂の連打で二、三塁とされると、ビシエドに左前へ先制の2点適時打を浴びた。結局、4回の打席で代打・中村奨を送られ、わずか53球を投げ、3回6安打2失点で今季初黒星を喫した。

 4回からは開幕から4試合に先発していた遠藤が2番手で登板した。無念の降板劇となった玉村は「やっぱり代えられるような投球をしている僕が悪い。もっとしっかり投げないといけない」と反省しきりだった。

 今後について「球のキレがないと言われるので、また見つめ直して、しっかり自分の投球ができるようにやっていきたい」とレベルアップを誓った。