首位を走る相手に痛い連敗となった。ソフトバンクが1日の楽天戦(楽天生命パーク)に6回途中雨天コールドにより1―2で敗戦。12残塁の拙攻で4連敗を喫しゲーム差を4に広げられた。

 楽天・則本から5回で9安打4四球と塁上をにぎわせた。5回には5連打を浴びせた。しかし、ぬかるんだグラウンドが災いした。一塁から一気に三塁を狙いヘッドスライディングしたグラシアルが滑って〝オーバーラン〟となりアウトに。さらに走者が〝各駅停車〟となり、今宮の適時打による1点のみに終わった。

 試合後の藤本監督は「5回の攻撃は見事だったけど下が悪かったからね。普通だったらホームインできているんだろうけど。ジュリ(グラシアル)もあそこまで滑らずに止まるんだろうけど」。

 その上で序盤の拙攻について言及した。「1回~4回、全部得点圏まで行ってるわけやから。バットを振らなかったら何もならないということです。やっぱり2ストライクからは(ゾーンを)広げておかないといけない。審判も人間。いいコースにポンと決まれば手が挙がる。それを簡単に見逃しているようではね」。

 天候を考えれば何としても先制したかった状況。初回、二死満塁から柳町が見逃し三振。2回、二死一、二塁から野村勇が見逃し三振に倒れていた。

 今季は楽天に4月1日の初対戦で勝って以降4連敗。直接対決で2カード連続の負け越しとなった。最大9あった貯金は3。藤本ホークスが踏ん張りどころを迎えた。