巨人・坂本勇人内野手(33)が1日に出場選手登録を抹消された。

 坂本は前日4月30日の阪神戦(東京ドーム)で8回の守備から交代。7回の遊撃守備で右膝のじん帯を損傷したとみられ、試合後の原監督は「ちょっと足がというところ」とコンディション不良の可能性を示唆していた。そして、この日の阪神戦前の練習に坂本が東京ドームのグラウンドへ姿を現すことはなかった。

 チームは首位を走りながらも前日まで2連敗。主将の離脱は痛恨だが、問われるのはファームを含めた総合力となる。坂本は開幕前に左わき腹を痛め、3戦目から一軍に合流。坂本が不在だった2試合は遊撃の代役・広岡や投手陣の奮闘などもあって連勝を飾った。

 今回の窮地で首脳陣は2年目の中山礼都内野手(20)を一軍に昇格させた。ピンチをどう乗り越えていくのか、チーム力が試されそうだ。なお、坂本のほか若林と畠も抹消となり、八百板と大江もそれぞれ一軍登録された。