巨人・原辰徳監督(63)が26日のDeNA戦(横浜)で、5失点KO降板となった先発・戸郷翔征投手(22)に粘投を求めた。

 試合は2点を先制するも、戸郷が5回途中5失点と炎上し、4―6で逆転負け。指揮官は「(5回に)5点というのはね。何とかやっぱり、粘っこくいかないとね。もったいない」と右腕に注文を出した。一死三塁で投手・ロメロへの四球が大量失点につながった。「それはもう本人が一番痛かったでしょう」と指揮官は振り返った。

 桑田投手チーフコーチも「なぜか、あそこ(5回)だけ淡泊になったなと。粘るというのが今年の大きなテーマ。アウトを早くほしがって、早くベンチに帰りたいと言う気持ちが出た」と右腕に期待する分、厳しかった。

「ジャイアンツのローテーション投手というプライドを持って、投げきってほしかったなと僕は思いますね」と同コーチは次回登板でのリベンジを期待した。