巨人攻撃陣は〝隠れ鬼門〟バンテリンドームを攻略できるか 丸は2年前から打率1割台

2022年04月25日 05時15分

試合を見守る原監督(右)と丸(東スポWeb)
試合を見守る原監督(右)と丸(東スポWeb)

 今季はひと味違う!? 首位・巨人は24日の中日戦(バンテリン)で最大5点のリードを守れず、6―7の逆転負けを喫した。連勝も「6」でストップしたものの、今カードは2勝1敗で勝ち越し。実は原辰徳監督(63)ら首脳陣の間にとって、バンテリンドームは〝隠れ鬼門〟。同球場ではリーグ最低レベルの超低打率だっただけに、V奪回へモヤモヤを一掃したいところだが…。

 試合が暗転したのは6―1の3回の守りだった。左翼手のウォーカーが緩慢な守備で先頭打者を二塁打で出塁させると、その後も不安定な送球を連発。先発した赤星も踏ん張り切れず、一挙5点のビッグイニングを献上した。打線は4回以降、一人の走者も出せず、2番手・高橋が4回に決勝犠飛を許した。

 原監督はプロ最短となる3回途中6失点KOとなった新人右腕を「ちょっと立ち直れなかったね。今後に生かしてくれれば」とかばい、ウォーカーの守備には「まだまだ」とさらなるレベルアップに期待した。

 今季初となったバンテリンドームでの3連戦は2勝1敗。実は同球場での打てなさぶりは懸案の一つでもあった。原監督が指揮官に復帰した2019年以降、打線は湿り続けてきた。もともと外野が広く、本塁打も出にくいことで知られるが、19年は6勝6敗1分けながらチーム打率はリーグ最低の2割1分。20年も勝率こそ5割(5勝5敗2分け)だったが、同2割1分6厘で同5位だった。昨季はついに3勝6敗3分けで負け越し、打率は1割9分6厘まで冷え込んだ。この数字はセ球団の本拠地では最低の成績だった。

 野手陣のなかでもブレーキとなったのが丸佳浩外野手(33)。昨季の丸は好不調の波が激しかったこともあり、原監督からの風当たりが強まった時期もあった。指揮官は「(丸は)中日戦でまず打ってないでしょ?」とピリつき、自ら丸の投手別の対戦成績をチェック。「調べたら対R・マルティネスは去年とおととしの2年間で9打数9三振。調べてみな」と〝隠れデータ〟をお披露目したこともあった。

 竜守護神は難攻不落ではあるが、確かに丸は21年が5打数5三振、20年は4打数4三振。ちなみに19年までさかのぼると1打数1三振で、計10打数10三振(1四球)だった。バンテリンでも19年こそ打率3割をマークしたが、その後は1割2分8厘(20年)、1割6分2厘(21年)と苦しんでいる。

 ただ、今季はこの3連戦を終えてバンテリンでのチーム打率は2割6分2厘で、丸個人では1割8分2厘(11打数2安打)。同球場であと9試合あるが、今年こそ貧打を解消できるのか見ものだ。

関連タグ: