巨人・シューメーカー完全試合もう一歩 緊迫ベンチを中島が証言「気付いてた。だから言わない」

2022年04月23日 18時22分

完璧な投球を披露したシューメーカー(東スポWeb)
完璧な投球を披露したシューメーカー(東スポWeb)

 巨人は23日の中日戦(バンテリン)に3―0で快勝。先発した新助っ人のマット・シューメーカー投手(34)が、来日初白星を今季のチーム初完投を初完封で飾った。

 7回二死からA.マルティネスにこの日の初安打となる二塁打を許し、完全試合はならなかったが、球場内はロッテ・佐々木朗に続く快挙達成なるかと独特な雰囲気に包まれた。ミスが許されない巨人野手陣にもプレッシャーがかかったはずだ。

「7番・一塁」でスタメン出場し、1―0の9回に貴重な2点適時打を放った中島宏之内野手(39)は、スイスイと進んだ試合のなかでこう感じていたという。

「6回ぐらいから『これ、ノーヒットやん』と思って。テンポもいいし、7回ぐらいから緊張感がさらにね」

 もちろん、他のナインも気づいていた。何しろスコアボードには「0」しか並んでいなかった。中島は「みんな気づいていても言わない。暗黙の何かがあるから言わないっすね。(完全試合ペースも)気づいていた。だから口にしない(笑い)。誰かが言って、打たれたら〝オーイ!〟ってなるから誰も口にしない」と何とも言えない空気に支配されていたそうだ。

 この日はスタメン出場だったが、代打の切り札として待機する機会も多い。「『行くよ』と言われた時に打てる準備をずっとしている分、そこでパフォーマンス、表現できるように毎日過ごしている」と力強かった中島。さまざまな役割をこなすベテランに、原監督も「あの場面でよくぞ打ってくれましたね。僕とナカジとは『あうん(の呼吸)』というのがあるから」と笑顔だった。

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