巨人の原辰徳監督(63)の采配がズバリと決まった。

 23日の中日戦(バンテリン)で左腕・松葉を相手に16日の阪神戦(甲子園)以来、6戦ぶりに中島宏之内野手(39)が「7番・一塁」で先発出場。その中島は3回にチーム初安打となる右前打を放つと、1点リードの9回一死一、二塁で左翼線へ2点適時二塁打。新助っ人シューメーカーの来日初勝利を後押しした。

 今季6安打目で6打点と勝負強さは健在。大記録である2000安打まで残り95安打となった。20日の広島戦(東京ドーム)では代打で適時打を放ち原監督から「ガッツというか強いものが、彼の中にある」と絶賛されていたチーム最年長野手が、最高の仕事をやってのけた。