やられたらやり返す! 巨人の吉川尚輝内野手(27)が21日の広島戦(東京ドーム)で、勝ち越しの2点適時打を放った。

 シーソーゲームとなったこの日の試合展開。2回に広島が坂倉の2ランで2点を先制すると、直後に巨人が岡本和の5号ソロとウォーカーの2号2ランで一気に逆転。巨人が流れを掴んだかに思えたが、その後の4回には鯉の先発・遠藤が二死満塁の場面で値千金の2点適時打を放って再び試合をひっくり返した。

 ただ、2度あることは3度ある…。再逆転を許した直後の4回に丸の6号ソロですぐさま同点に追いつくと、今度は試合前時点で打率3割5分4厘と今季絶好調の切り込み隊長・吉川が二死二、三塁の場面から左中間を切り裂く適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功。この試合2度目の逆転劇を演出した。

 目まぐるしい試合展開となっている中で、不動の1番打者として君臨する男が存在感を放っていた。