超絶美技にG党が酔いしれた。巨人の吉川尚輝内野手(27)が19日の広島戦(東京ドーム)に「1番・二塁」で先発出場し、好守を連発した。

 自慢の守備で魅せた。1点リードの4回一死から小園が力強い打球を放つと、白球は吉川の頭上高くへ…。右翼まで抜けるかに思われた当たりだったが、吉川はすぐさま力いっぱい飛び跳ねると、なんとか白球をグラブで掴み取り長打を回避した。

 続く5回にも好プレーを披露。一死走者なしの場面から大盛が右翼への長打を放つと、快速の持ち主は二塁も蹴って三塁進塁まで目指した。これを見た右翼・ポランコが捕球後、間髪入れずに吉川へ中継すると、受けた吉川は矢のような鋭さで三塁へ送球。見事に三塁上でタッチアウトとした。

 チームの危機を2度も救った吉川の超絶美技に、G党も大興奮。得点時並みの大きな拍手が送られていた。