ダイエー時代の1995年から9連勝中だった好相性の地で首位に再浮上することはできなかった。ソフトバンクが17日の楽天戦(鹿児島)に4―14で大敗。首位攻防戦に連敗し今季初のカード負け越しを喫した。

 打線が逆転に成功し1点リードで迎えた4回だった。先発・東浜がつかまった。一死満塁からマルモレホスに押し出し四球を与えて同点。併殺崩れの間に勝ち越しを許し、炭谷に中前適時打を浴びたところで降板となった。2番手・板東も相手の勢いを止められず、この回に一挙7点をスコアボードに刻まれた。

 東浜は4回途中5安打4四球6失点でのKO。「逆転してもらった直後に逆転を許して申し訳ない。自滅です」と肩を落とした。ここまでの先発2試合では好投を見せていた。昨季0勝3敗と苦手にしていた楽天に打ち込まれた。

 終わってみれば投手陣が17安打14失点の炎上。試合後の藤本監督は「ビッグイニング作られたのでね。まあ、143試合あったら、こういう試合もあります。何試合もあったら困るけどね。切り替えていかないとしょうがない」と前を向いた。