巨人の桑田真澄投手チーフコーチ(54)が、2戦連続で好投のマット・シューメーカー投手(35)を高評価した。

 16日の阪神戦(甲子園)で先発したシューメーカーは6回104球5安打2失点(自責1)。前回登板の9日ヤクルト戦での7回途中2失点に続く好投も、1―2で敗れ来日初黒星となった。

 桑田コーチは「まあよく粘って最後まで投げましたよね。さすがですよね」とベテラン右腕を評価。初回に審判からチェックを受けたことに「(指を)なめるからじゃないですか? アメリカ人はクセであるので。彼に伝えたら『大丈夫』って。でもクセで出てしまうので、『気を付ける』と(言っていた)」と、やりとりを明かした。

 メジャー46勝右腕は「投球内容は良かったけれど、フォアボール3つに、フルカウントも多くなってしまい、球数が増えてしまったことが反省だね。次の登板は反省を活かして投げたいね」と、振り返った。

 また桑田コーチはこの日、2番手で登板し、2回無失点の2年目右腕・山崎伊について「1度ファームの方で先発させて、機会を見て1軍で投げるというふうにしていきたい」と、17日に抹消する意向を示した。