DeNAは10日、山崎康晃選手(29)が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことを発表した。9日にスクリーニング検査によるPCR検査を受検し、陽性判定となった。現在のところ無症状という。

 これを受け、球団側は一般社団法人日本野球機構(NPB)に状況を報告。チームドクター、新型コロナウイルス対策連絡会議の専門家(地域アドバイザー)に指示を仰ぎ、あらためて新型コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底していくとしている。
 
 今季の山崎はここまで4試合に登板し、0勝1敗2セーブ、防御率7・36をマークしている。

 球団側は6日に柴田竜拓内野手(31)、翌7日には牧秀悟内野手(23)、戸柱恭孝捕手(31)、倉本寿彦内野手(31)、山下幸輝内野手(29)、齋藤隆チーフ投手コーチ(52)、チームスタッフ1名がPCR検査で新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことを発表。さらに同日の7日に続けて濵口遥大投手(27)と神里和毅外野手(28)、チームスタッフ2名の計4人、翌8日に砂田毅樹投手(26)と楠本泰史外野手(26)、チームスタッフ2名の計4人も陽性判定を受けたと発表しており、これでチーム内感染者は計16人にまで拡大した。

 加えて大田泰示外野手(31)、石田健大投手(29)、桑原将志外野手(28)が濃厚接触疑いのため現在も自主隔離中。チーム内での多数感染発生により、8日から10日まで横浜スタジアムで行われる予定だった中日3連戦も中止となっている。

 チーム内感染に歯止めがかからず、DeNAは緊急事態に陥っている。