ソフトバンクの藤本博史監督が3日、中村晃外野手(32)の〝らしさ爆発〟の活躍に大喜びした。

 打線のキーマンと目している選手でもある。現在の打率4割6分7厘、出塁率6割1分9厘はリーグトップの数字となっている。「今は本当に状態が良くなっている」と笑みを浮かべた。

 開幕戦は従来より大きく動きのある打撃フォームで4打数ノーヒットだった。中村晃自身「映像を見て自分の思い描いている打ち方とギャップがあった。こういう感じになってるんだなというのを見て、周りの人からの意見もあり、今の形にした方がいいと思ったのが良かった」と話す。打撃フォームの修正を図ったことが大きかった。

 藤本監督も「ドシッと構えたらどうか」と、それとなく伝えていたとのことで「力を抜くために考えてやってたんだろうけど、開幕はバッターボックスで踊っとったよね。(出場の)2試合目から動かなくなってタイミングが取れ出した感じがする。今は本人が掲げている出塁率(の高い打撃)ができているし安心して見ていられます」。

 チャンスメーカーにも、ポイントゲッターにもなれる貴重な存在のさらなる大暴れに期待をしていた。