新型コロナウイルスに感染し戦線を離脱していた阪神・青柳晃洋投手が、所定の隔離期間を終え27日から二軍練習に合流。兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場で汗を流した。

 オープン戦3試合に登板し防御率0・69と抜群の数字を残していた昨季最多勝右腕はチームの開幕投手にも指名されていたが、やむを得ぬアクシデントに見舞われ、無念の開幕アウトに。エース不在の猛虎も3連敗と苦しいシーズンのスタートを余儀なくされていた。

 苦境のチームを救うためにも、一日も早い背番号50の帰還が待たれるが、矢野監督は「急いでほしいけど、あいつ自身がどこに間に合わせるかは体との相談になる。のんびりという気持ちは、あいつにもないと思うんで、体と状態を考えながら」とコメント。まずは右腕の状態をしっかりと確かめてから復帰時期を設定する考えを示した。