連敗ストップは竜の右のエースに託された。中日の柳裕也投手(27)が開幕3戦目となる27日の巨人戦(東京ドーム)に先発する。

 昨季、最優秀防御率と最多奪三振の2冠に輝いた柳はオープン戦4試合に登板して3勝をマークし、17イニングを投げて防御率は12球団トップタイの1・06と抜群の安定感をキープ。今季初登板に向け「頑張ります。そのひと言です」と意気込んでいる。

 チームは開幕2連敗。26日は勝利の方程式の岩崎が8回に右ヒジの故障で緊急降板し、継投した田島、福が打ち込まれ、中継ぎ陣が非常事態に陥っている。

 落合ヘッド兼投手コーチは柳に対して「あんまりプレッシャーかけたくはないですけどね。頑張ってもらって、またみんなでやっていくしかないな」と前を向くが、27日に先発する柳は少しでも長いイニングを投げて中継ぎ陣の負担を軽減し、立浪竜の初勝利をアシストしたいところだ。