ロッテの佐々木朗希投手(20)が26日、今季初登板となる27日の楽天戦に向け意気込みを語った。

 オープン戦最終登板の18日巨人戦(東京ドーム)から中8日での公式戦初登板となるが、「コンディションは問題なくできている」と順調な仕上がり具合を強調。「あとはゲームの中でしっかり自分の感覚だったりとかをすぐ掴めるようにいけたらなと思う」と気を引き締めた。

 プロ2年目の昨シーズンは5月途中が公式戦初登板。今季は開幕直後から先発ローテーションの一角を担うことになる。初めてチームの主戦投手として長いペナントレースを戦い抜くことになるが、20歳右腕はすでに中心投手としての自覚が芽生え始めている。

「しっかりここまで順調に(調整)できたので。あとはもう開幕に入ることだけではなくて1年間投げることだと思う。その中でもいいスタートが切れれば」(佐々木朗)とプロ3年目の躍進に意欲をのぞかせた。

 そんな成長を遂げる令和の怪物に、ロッテ・井口監督も全幅の信頼を置く。対戦相手の楽天は26日の試合が雨天中止となり同日先発予定だった岸孝之投手(37)を27日にスライドさせたが、ロッテは先発予定だった左腕・小島和哉投手(25)をスライドさせず予定通り怪物右腕を先発させる。

 この起用について井口監督は「(佐々木朗は)ここに向けて調整しているのでね。しっかり投げてもらいたいと思います」とゲキ。そのうえで「前回(巨人戦)は欲張り過ぎて球数が多くなってしまったので。大胆に、守ってる人を信頼して打ち取ってくれれば」と改めて豪腕の今季デビュー戦に期待を寄せていた。