日本ハムのドラフト8位ルーキー・北山亘基(こうき)投手(22=京産大)が25日、ソフトバンク戦(ペイペイ)の開幕投手を務め、2回打者11人に47球を投げ、2安打3四球を許しながら無失点でデビュー登板を終えた。

 初回、いきなり訪れた一死二、三塁のピンチを無失点で切り抜けた北山。2回にも2四球から二死一、二塁と得点圏に走者を背負ったが、今宮を外角カーブで冷静に右飛に打ち取り無失点。この回限りでマウンドを7年目の左腕・加藤に譲り、つい先日まで想像もしていなかった開幕投手の大役を無事終えた。

 降板後の北山は「ドラフト8位でなんとか指名していただいたファイターズ、ビッグボスをはじめ、コーチ陣やチームスタッフの方々、そして何よりファンの皆様には感謝しかありません。今日の貴重な経験を糧にして、これからの野球人生を歩んでいきます」と感無量のコメントを出した。