楽天ドラ2・安田悠馬が開幕マスクへ 田中将ら豪華投手陣をつかんだ「打てる捕手」以上の能力

2022年03月22日 06時15分

田中将(左)とともにベンチへ帰る楽天・安田(東スポWeb)
田中将(左)とともにベンチへ帰る楽天・安田(東スポWeb)

 楽天のドラフト2位ルーキー・安田悠馬捕手(22)の評判がうなぎ上りだ。

 すでに開幕スタメンマスクが濃厚と言われる新人捕手は、オープン戦最終戦となった21日の巨人戦(東京ドーム)でも先発・田中将とバッテリーを組み、好リードでチームの8連勝に貢献した。

 安田は今春キャンプでチーム新人野手で唯一の一軍スタート。ただ、当時の評価は身長1メートル85センチ、体重105キロという恵まれた体格を生かした「打てる捕手」。あくまで豪快な打力を買われての抜擢だった。だが、キャンプイン後の実戦やオープン戦でリード面や守備力も向上し、首脳陣の評価も急上昇。今やチーム正捕手の筆頭候補に名を連ねている。

 チーム加入後まだ半年もたっていない中、田中将を中心に則本、岸、早川ら楽天の豪華投手陣をけん引しつつある。なぜ短期間でチーム正捕手の座を奪うまでに至ったのか。要因としてささやかれているのが本人の持つ強心臓と無類のコミュニケーション能力だ。

 本来プロ1年目の新人は投手、野手ともに先輩に萎縮してしまいがち。特に捕手は先輩投手の投球スタイルを気にしながらリードしていくが、安田は春季キャンプのブルペン時から投手の傾向を理解すべく、先輩投手らに積極的に〝接近〟。「投手の方とコミュニケーション取るのは大事。自分が遠慮していても仕方がないのでそれだけはしっかりやっていきたい」と実績ある投手にも臆することなく突撃していくよう心掛けていた。

 田中将とコンビを組んだ21日の試合でもその姿勢は不変で、象徴的なシーンが巨人・丸に一発を打たれた直後の5回裏終了時だった。田中将が鬼の形相でベンチに戻りタオルで汗を拭う中でも、安田は平然と田中将に歩み寄り、配球等の確認作業を怠らなかった。普通なら声すらかけられない緊迫する場面だが、安田にはそれができる。

 こうした日々の行動があるからこそ、投手陣からの信頼も厚くなりレギュラー捕手の座を手繰り寄せているのだろう。

 田中将もこの日の降板後「毎回彼とはいろいろ話し、コミュニケーションを取りながらイニング間もやってきましたので。一気に何かどうなるとかはないですけど、いい方向に向かっていると思います」と話した。

「打てる捕手」どころか、1年目から楽天の豪華投手陣をも束ねてしまいそうな〝コミュ怪物〟安田に、期待は高まるばかりだ。

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