巨人の4番・岡本和真内野手(25)が20日の楽天戦(東京ドーム)で、オープン戦の本塁打単独トップとなる6号ソロを放った。

 2点を追う8回二死走者なし。2―2と追い込まれた岡本和は楽天3番手・西口の116キロのカーブを、崩されながらもしっかりと捉えた。ピンポン玉のように弾かれたボールは左翼スタンドへ。主砲のオープン戦単独トップとなる6号ソロで1点差とした巨人だが、後が続かない。このまま1―2で敗れ、オープン戦は最下位タイとなった。

 18日にはロッテ・佐々木朗から満塁弾を放つなど、状態を上げてきた岡本和は「開幕まであと2試合でしたし、自分がやるべきことをしっかりやろうと思っていました。1打席1打席を大事にしたい」と、照準を合わせた。

 原監督は「まあ安心して」と、コンディション不良のあった4番の完全復活に笑顔。その一方で「まあ1人じゃ勝てないしね。その辺は(打線が)つながってこないといけませんね」と、攻撃陣に奮起を求めた。