巨人の元監督で野球評論家の堀内恒夫氏(74)が18日に行われた巨人―ロッテのオープン戦(東京ドーム)後に自身のブログを更新し、両先発投手について持論をつづった。

 まず言及したのはロッテ先発の〝令和の怪物〟佐々木朗希投手(20)について。この日は自身最速タイとなる163キロをマークするなど、160キロ台の剛速球を連発した。ただ、巨人の主砲・岡本和に逆転満塁弾を浴びて降板するまで5回途中108球、被安打5、8奪三振、3四球、5失点の内容となった。

 堀内氏は「確実に良くなってるね。初回から160キロを超え、最速は163キロ。凄いもんだ」としながら「ただ、バッターは球が速いということが頭に入っているからタイミングを合わせてくる。そうなるとまっすぐがファウルにされちゃう。球数も多くなる。変化球やスタミナとまだ課題もあるけれど、三振が取れるし何が良いって観たくなるようなピッチャーだね。成長が楽しみな1人だよ」と期待感を込めた。

 その怪物右腕と投げ合ったのは、巨人の開幕投手に決定しているエース菅野智之投手(32)。5回まで79球を投じて6奪三振ながらソロ3発を浴び、被安打5、4失点だった。

 堀内氏は「かたや、菅野。開幕まで1週間。不安が残る内容だったね。ボールがいかない。つまりスピードではおせなくなってきているからスライダーやフォークでかわすピッチング。それでも菅野はコントロールがいいから持っている感じだね」と評しつつ「開幕まで1週間、菅野の怖さや迫力をどう取り戻してくるのか」と注文をつけていた。