中日・高橋周平内野手(28)の打棒がさく裂した。

 13日のオリックス戦(京セラ)で「5番・二塁」で先発出場すると、4打数4安打2得点と大暴れ。試合前ではオープン戦の打率は2割と低迷していたが「まあ、ちょっと大振りになっていたので、そうならないように心がけた。真っすぐは捉えられているので、悪くはないかな」と振り返った。

 2回は中前打、4回は右翼へ二塁打、6回は右前打、8回は中前打といずれも全て直球を弾き返した。昨秋キャンプで立浪監督からシーズン20発指令を出されるなど、長打を期待されているが「長打を狙えと言われるが、そこはどうなのか分からないけど、そう簡単に打てるものでもない。ある程度、強く振れるカウントは振っていきたいし、空振りでもいいという考えでやって、なるべく当てに行かないようなスイングをしたいなと思っている」と打ち明けた。

 昨季まで三塁手としてプレーしたが、今季は右の大砲候補として期待される石川昂を三塁で起用する方針もあって、高橋周は二塁に回っている。これには「まだ開幕してないし、どうなるか分からないが、正直慣れてないポジションだし、なかなか気が回らないときもあるが、投手には要所要所で声をかけられれば。二塁は暇じゃないっす、余裕がないっす」と苦笑いを浮かべるが、開幕へ向けてきっちり仕上げてきそうだ。