巨人・原監督が明かす続投決断の理由「やっぱり欲が出たんでしょうね」

2022年03月09日 11時30分

カメラに向かってVサインする原監督(東スポWeb)
カメラに向かってVサインする原監督(東スポWeb)

【原監督 単独インタビュー前編】再び球界の頂点へ――。2年ぶりのV奪回が至上命令となる巨人。その最重要キーマンが、今季から新たに3年契約を結んだ原辰徳監督(63)だ。球団が総力を結集して進める「若手の底上げ」への手応えをはじめ、指揮官として通算16年目を迎える「続投」を決意した背景にはどんな思いがあったのか? 単独インタビューに応じた指揮官が前編、後編にわたって余すところなく語り尽くした。

 ――若手投手では堀田や山崎伊、野手でも秋広、中山が芽を出してきた

 原監督 その人たちを含めて、面白い選手がけっこういますよね。今年のチームはチャンスがある。1人でも2人でもレギュラーになってほしいなと思いますね。ただ、レギュラーを取るということは並ではないですよ。長い歴史の中で先発の野手で500試合以上、レギュラーを張った人が何人いるだろうかというね。でも、僕たちはそういう選手を発掘し、伸ばしていくという役割を持っている。可能性をしっかり見て、指導していきます。

 ――キャンプを終え、彼らがレギュラーを取るために求めることは

 原監督 やはり安定した力でしょうね。何といってもプロの世界では数字、結果を残すことは非常に重要なことですよ。(ベテランと若手で)五分と五分の勝負だと思ったら、結果を残していない若い選手を使おうということは心に決めています。五分!だったらね。

 ――監督自身は3年契約を結んで新たなスタートになる。そもそも続投を決断した理由は

 原監督 どうなんでしょうね。やっぱり「欲」が出てきたんでしょうね、またね。人生というのは他動的じゃないですか。自分がこういう仕事、監督をやりたいと思っても、できるポジションではないのが世の中。山口オーナー、あるいはジャイアンツの首脳の方、読売の方と話をしました。

 ――「欲」とはどのような「欲」でしょうか

 原監督「欲」という言葉を使ったけれども、「このままじゃあ(終われない)」というところで。こういうチームをつくりたい、もっと強いチームをつくらなければいけないということですよ。選手を育てることに協力するコーチ、まあフロントも含めてね。そういう組織の部分でも、まだまだいいやり方があるはずだと。そういうふうに思ったのが「欲が出てきた」というところじゃないでしょうか。望みが大きくなったということ。求めることも大きくなった。夢も広がったということですよ。だから受けたということですよ。

 ――時期としては昨年7月に決断し、翌8月にはオーナー側に伝えたとうかがいました

 原監督 そうですね。(次期監督が)急に決まっていいことはないわけでね。ある程度の時間のなかで余裕をもった形で、次のバトンを渡すということも大事なことですから。その部分でしっかりとオーナーと話す機会を持たせていただき、そこで決断させてもらったということですね。

 ――自分一人で決められるものではない

 原監督 そういうなかで「よーし!」とね。もう一回、ケツをひっぱたいて、ふんどしを締め直してやってみようかというところですね。(自分の)年齢的な部分もあるし、しがみついて野球をやろうという気持ちはまったくないし。しかし、求められている、あるいは求めるというものが相まった時はやはり強いですよ。それが、今回の3年という形になったと思います。

関連タグ: