中日・立浪和義監督(52)が激しい左翼レギュラー争いにうれしい悲鳴を上げている。

 3日のソフトバンク戦(ペイペイ)にドラフト2位・鵜飼航丞外野手(22=駒大)が「9番・DH」で先発出場し、左中間へ特大のオープン戦1号アーチを放った。これが値千金の逆転2ランとなり、指揮官は「素晴らしいホームランでしたね。風格もあるしね」と目を細めた。

 一方、「3番・左翼」で実戦初の外野守備に就いた阿部寿樹内野手(32)は7回一死満塁の好機に左翼へ2点適時打。前日2日の1号ソロを含めてオープン戦打率5割と打ちまくっている。

 現時点で左翼の開幕スタメンがどちらになるかについて立浪監督も「悩みどころ? そうですね。阿部も非常に頑張っているんで。貴重な戦力になってくると思うんでね。結果を出そうと必死にやっているんで、チャンスはいろいろ出てくるんじゃないかなと思います」と思案している。