ルーキーが存在感を放っている。広島のドラフト6位・末包昇大外野手(25=大阪ガス)が26日、オープン戦開幕の巨人戦(那覇)に「4番・一塁」で先発出場。オープン戦のチーム1号を放ち、4打数1安打2打点と結果を残した。

 球場のボルテージが高まったのは、5回二死一塁だった。末包は巨人3番手・戸田の2球目、144キロ直球をとらえ、左翼スタンドに叩き込む先制の1号2ラン。〝プロ1号〟は12球団最速の新人1号となり「少しホッとした感じでした」と話した。

 さらに「(調子が)良くなってくれば長打も出ると思っていたので、今日しっかり出たのは良かった」と笑顔。今後のオープン戦も「打撃をしっかりアピールして、結果を残せるようにやっていきたい」と言葉に力を込めた。