巨人・元木大介ヘッド兼オフェンスチーフ(50)が26日、秋広優人内野手(19)に奮起を促した。

 秋広はこの日の広島とのオープン戦(那覇)に「9番・一塁」で先発出場。結果は空振り三振、遊ゴロ、遊ゴロ併殺で3打数無安打に終わった。対戦相手は大瀬良や森下らだったが、エースクラスからも結果を残さなければ一軍では生き残れない。17日の練習試合では4安打1打点と大暴れしたものの、その後は1安打で7打席連続で快音が聞かれていない。

 背番号55の重みとともに、大きな期待を背負う秋広について、元木ヘッドは「本人も一生懸命やっているだろうけど」とした上で「内容うんぬんよりもヒットが出たらいいけれど。今、ちょっと落ちているね」。守備位置も一塁のほか中堅にも挑戦し、この日は7回から実戦では初めて左翼にもついた。

 元木ヘッドは「いろんなところを守れないとダメだと思うし、もうちょっと『一軍に残る』とか強いアピールとかできればいいんだけどね。まだまだ感じるものは薄いよね」と率直な思いを吐露した。

 今後は相手も調整のピッチを上げてくるだけでなく、自軍でも主力たちの出場機会が増え、秋広らに与えられるチャンスも限られてくる可能性もある。何かと目にかけてきた元木ヘッドのゲキに、何とか結果で応えたいところだが――。