開幕投手が決まっているソフトバンクのエース・千賀滉大投手(29)が宮崎春季キャンプの24日、ブルペンで155球を投げ込んだ。フォームとボールの軌道を丁寧に確かめながら、大粒の汗を何度も拭う熱のこもった投球だった。

 この日、一軍はロッテとの練習試合(宮崎アイビー)が組まれていた。ブルペン終わりに入れ替わりで佐々木朗希投手(20)と立ち話をする場面もあり、最速163キロ右腕の投球を見学するシーンもあった。「聞きたいことがあったので『アドバイスちょうだい』って僕が声をかけたんですよ」と明かし、かねて交流のある右腕との再会を喜んだ。

 千賀は今年最初のオープン戦となる26日のオリックス戦(宮崎アイビー)で先発する予定。この春、すでに160キロを超える剛速球を連発している「令和の怪物」に刺激を受けて、日本ハムとの「3・25開幕戦」へ照準を合わせる。