巨人・原辰徳監督(63)が24日、楽天との練習試合(那覇)に登板した高橋優貴投手(25)と戸郷翔征投手(21)に苦言を繰り返した。

 3回から2番手として3イニングを投げた高橋は1失点ながら、1イニング目の先頭打者に四球を与えて二盗を許し、元同僚の和田恋に適時打を浴びて失点。その後も1イニングに2安打ずつ計5安打の内容だった。6回から登板した戸郷も四球からピンチを招き、5安打4失点。股間付近に打球がライナーでぶつかり、緊急降板となった。

 昨季、先発ローテを支えてきた2人だが、ここまでの練習試合ではピリッとしない内容が続く。試合後、原監督は「一番心配している2人がなかなか。まあ、ブルペン通りのピッチングだよね」とバッサリ。高橋については「四球から簡単にスチールされて、簡単にヒットを打たれて」と表情を曇らせ「戸郷に至っては2ナッシングからタイムリー、タイムリーで股間に(打球が)当たっているようじゃね。制球力? そういうところじゃないような気がするよね。もうね」と突き放した。

 チームに不可欠な戦力だからこそ言葉も厳しくなる。早く快投を披露したいところだが…。