
虎の仕事人は健在だ。阪神の糸原健斗内野手が24日に行われた紅白戦で結果を残した。紅組の「2番・二塁」で先発し、第3打席、白組の3番手・小川一平の145キロを右翼席へ運んだ。「自分でもびっくりしています。でも、めちゃくちゃうれしかったです」と会心の一振りを振り返った。
今キャンプでは、3日に新型コロナウィルス陽性判定のため一時的にチームを離脱。12日に再合流しようやく迎えた初めての実戦でもあった。昨季同様に正二塁手候補の一番手ではあるが、不在の間は5年目の熊谷敬宥が頭角を表すなど、その座を脅かす存在もちらほら出てきた中での〝一発回答〟だ。
糸原は「若手の突き上げってことで不安もありましたが、人の結果なんてコントロールできないし、自分の感情だったり、そういうのは悔しいとかありましたけど。でも、きょうの紅白戦で実戦復帰ってことで、最高の結果になってよかった」と納得顔。まだまだ定位置を譲るつもりはなさそうだ。
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