右肩筋疲労のためリハビリ調整を続けていたソフトバンク・松坂大輔投手(34)が20日、高知市営球場で行われたウエスタン・オリックス戦に登板した。実戦マウンドは3月17日のロッテとのオープン戦以来で、二軍戦とはいえ公式戦のマウンドは日本復帰後初めてだった。

 6回からマウンドに上がると、先頭の堤に2球目の直球を中越え三塁打。続く岩崎に左犠飛を打たれ、わずか5球で失点した。後続は空振り三振、遊ゴロに抑えた。7回は、二死後に若月に右前打を許したが、続く小田を中飛に仕留め無失点。2回32球を投げ、2安打無四球1失点の内容で、直球の最速は142キロだった。

 この日は、3回表に松坂がウオームアップのため、三塁側ブルペンに向かうとファンも大移動。5回終了時点の球場での当日券売り上げも、主催者関係者の話によると「松坂さん効果です」と2倍近く売れたという。

 とはいえ、二軍選手に直球をキッチリ捉えられるなど、内容はいまひとつ。次回は24日のウエスタン・広島戦(大分・中津)で3イニング程度を予定しているが、まだまだ時間はかかりそうだ。