日本ハムの4年目右腕・吉田輝星投手(21)が22日、中日との二軍練習試合に実戦初登板。現在、取り組んでいる藤川球児氏直伝ストレートで1回打者4人から2三振を奪い、1安打無失点のスタートを切った。

 吉田は「相手も球種が分からず振ってくるというところで、ほとんど真っすぐ中心で行った。その中でどれだけ真っすぐが通用するかというのが見たかったので、真っすぐ中心でいきました」と全17球中、16球がストレートだった投球の意図を語った。

 その上で目指す藤川流ストレートの習得度合いについて「投げ方を変えてからだんだんなじみだしたというか、理屈が分かってきた。キャッチボールでも丁寧にやったりとかしているんですけど。ちょっとずつ効果は現れてきているかなというのは、バッターの空振りの仕方とか見ても思いました」と言及した。

 その上で「結果的に言えば、やっぱりボールにしっかりスピンがかかっていると思う。指先の重さも違いますし。コースはしっかりコントロールできていたと思いますけど、低めにビタビタ決まる球はそんなにバッターは振ってこなくて、振って来ていたのはベルトの高さだったと思う。一番打ちやすい高さでしっかりボールの下をバットが通ってたので、その点はすごい良かったかなと思います」と現時点での満足度を語っていた。