ソフトバンクの田中正義投手(27)が22日、初の対外試合で2回パーフェクトに抑える好投を見せた。西武との練習試合(宮崎アイビー)に先発して2回無安打無失点、2奪三振。藤本博史監督(58)の〝初陣〟でかねて期待をかけられてきた右腕が開幕ローテ入りを猛アピールした。

 球場表示で自己最速タイの156キロをマーク。力強い真っすぐで押し込み、変化球も効果的だった。「テンポよく投げられたのが一番よかった。打者の反応を見ていても差し込めていた」と手応えも十分。外崎、森、山川、中村と主力打者がズラリと並ぶライオンズ打線を相手に価値ある投球だった。