競争はますます激化している。広島・佐々岡真司監督(54)は沖縄市のコザしんきんスタジアムで行われている春季キャンプ第5クール3日目の21日、ブルペンとグラウンド、そして室内練習場と精力的に動き回った。

 ブルペンではともに100球超えの熱投を見せた遠藤、玉村に視線を送った。指揮官は「玉村も前回悪かったので、今日球数を投げたんでしょうし。今からは対外試合で結果、内容を求めた中での競争になると思う」と語った。

 開幕投手を争う大瀬良、森下、九里と19日の巨人戦で好投した床田の4投手は開幕ローテ入りが決まっている。ただ、先発5、6番手について佐々岡監督はリードしている投手は「いないですよ」とし「まだ二軍(の投手)もいますし、全く決まっていない」と話し、さらなるローテ争いに期待を寄せていた。