中日の落合英二ヘッド兼投手コーチ(52)が18日、沖縄・北谷で投手陣を車座にして約30分にわたり〝面談〟を行った。

 昨季まで韓国サムスンで日本人初の二軍監督を務めた落合ヘッドの発案で「韓国ではこういう時間を必ず練習中に取っていた。すごく悩んでいる選手が多かったので。たぶん日本も一緒だろうなという感覚で、選手たちのここまでのキャンプの振り返りやコーチが気づいたこと、これからのことをざっくばらんに話し合った」と説明する。

 その中で高卒2年目右腕・高橋宏の悩みは「キャッチボールしたボールがペッパーやると汚れるんですけど…」。これに対し落合ヘッドは「何の相談やねんって(笑い)。そんなのボールを交換すれば終わるんじゃないか、っていうレベルのことで悩んでいた。選手はどんなことで悩んでいるのか分からないので、そういう意味では良かったと思います」と成果を強調する。

 落合ヘッドが一番伝えたかったことは「共有」すること。「選手、コーチってどうしても堅苦しいというか、コーチが上なんだ、コーチの方が偉いんだという目線で選手は見るので、それをなくしたい。ともに戦っていくというか、一緒に勉強していくというか、自分たちもやっぱり勉強して成長していかないと、やっぱり昔のやり方のままでは通用しない」と力説する。

 立浪新政権では〝落合流〟で首脳陣と選手が腹を割って話し合い一枚岩を目指す。