ソフトバンクの藤本博史監督が16日、チーム内の競争激化を大歓迎した。

 2年目の19歳・井上がこの日の紅白戦で2安打1打点をマークして猛アピール。サードの定位置を争うベテラン・松田、リチャードも快音を響かせた。

 特に井上は紅白戦3試合で9打数5安打7打点。期待の若手が結果を残し続けている。「マッチ(松田)も調子いいし、リチャードも今日初めて(一軍に)来ていきなり打つし。この3人の競争よね。激しい競争になってきた。これはありがたいよね」と目を細めた。

 もっとも、井上にはちょっぴり注文も。松田がムードメーカーとして存在感を発揮していることに絡めて「元気もあるし、そういうところはマッチは特にアピールできている。一人で騒いでるからね。ああいうのが必要なんですよ、井上にもね」と言及。

 かねて指摘している点でもある。「2年目でマッチみたいになれというのは難しいかもしれないが、キャラを出せるようになれば、もっともっといいと思う」と期待を口にした。