阪神・佐藤輝明内野手が12日の練習試合・楽天戦(宜野座)に「4番・三塁」として先発出場し4打数3安打。5日の紅白戦(宜野座)を含む春の実戦4試合で15打数7安打(1本塁打含む)、打率4割6分7厘と好調を持続している。

 左前打、右前打、見逃し三振、中前打。身上とする長打こそ出なかったが、左右に広角に打ち分けられている当たりに好調ぶりが見てとれる。背番号8もこの日の結果を踏まえ「いい傾向だと思います。練習でもしっかり、打球を捉えることにフォーカスしているので」と手応えを口にした。

 プロ2年目の飛躍へ。規格外男にとって今は、結果より内容が問われる時期。矢野監督もカウント2ストライクまで追い込まれて打った第2打席の右前打と第4打席の中前打の内容を「あれを打ち損じなくヒットにできるというのはいいこと」と評価しつつ「あれがボール球であったのなら(バットが)止まるのか。もっとインサイドを攻められたらどうなるのか。まだまだ(出場する)ピッチャーのレベルもそうだしパ・リーグ相手だからね。(今後は)もっともっと攻められると思うから」とし更なるレベルアップを願った。