キャンプ序盤に圧巻の投球を見せた。広島・床田寛樹投手(26)が第2クール最終日の8日、宮崎・日南市の天福球場でシート打撃に登板した。打者11人に対し、わずか34球で被安打2、5奪三振の〝ほぼ完璧な〟内容だった。

 床田は「すごいバランス良く投げられたかなと思います」。この日は昨年から再び投げ始めたパームを1球交えるなど持ち球すべてを投げた。それでも今年の基本は直球。「真っすぐ中心に攻めていこうと(キャンプで)やっています」と語った。

 バックネット裏で見守った佐々岡監督は「力、制球も良かった。打者もなかなか打ち返せない球がたくさんあったように見えた」と話し「投手は床田が一番目立っている」と絶賛。大瀬良、森下、九里に続く先発ローテ4番手としての期待を寄せていた。