日本ハムの「ビッグボス」新庄剛志監督(50)がキャンプイン前日の31日、全国で猛威をふるう新型コロナウイルス収束を祈り、慰霊鎮魂の花火を打ち上げた。

 この日の午後6時30分から、日本ハムとなるキャンプ地・タピックスタジアム名護の左中間奥、名護湾で打ち上がった花火。新庄監督は一塁スタンドから、選手、首脳陣、スタッフはそれぞれの宿舎自室から見守った。

 新庄監督は「明日から春季キャンプがスタートします。いまだに新型コロナウイルスが猛威をふるい、選手やスタッフで療養している仲間もいますが、いよいよ名護と国頭の地で新生ファイターズが始動します。2月の1カ月間、無事に選手、スタッフ、そして取材に来てくれているマスコミの皆さんが過ごせるように! さらに今、感染症の被害にあわれている方々や治療にあたっている医療従事者の方々へ、励ましと感謝の意味も含めて花火を打ち上げたいと思います」と意図を説明した。

 その上で「今日は国頭にいるチームの仲間たちはスケジュール上、参加できませんが、名護にいるみんなだけじゃなく、各地でキャンプを張るプロ野球チーム、さらには日本中のすべての人に『思い』が届けばいいなと思います。コロナ禍なので短い時間ではありますが、お楽しみください!」と続けた。