巨人に育成選手として入団した鈴木優投手(24)が28日、ジャイアンツ球場での二軍合同自主トレで汗を流した。

 鈴木優は2014年に都立雪谷高からドラフト9位でオリックスに入団した〝都立の星〟。自由契約となって一度はプロ野球人生を断たれかけたが、昨年12月に巨人入りが決まり、育成から再出発を図る。オフは毎年、社会人野球・日本生命の施設を利用して自主トレを行い、例年同じ場所で練習する小林誠司捕手(32)とはくしくもチームメートとなった。

 今回の自主トレ中には、初めて同僚として〝イケメンバッテリー〟を結成。鈴木優は「やっぱり誠司さんのキャッチングがすごく上手で、一番投げやすかったなと毎年思います」とうなりながら、こう背中を押された。「『いい感じで仕上がっているから、ケガをしないことと低めに投げ込む制球力だったり、細かいところをやっていけたら十分大丈夫だと思う』という話はいただけた」そうだ。

「巨人さんに獲っていただいて野球をできる。もう一度気持ちを入れ直して、集中してやっていく」。新天地で再び輝けるか見ものだ。